HEROの解説

木村拓哉主演によるヒットドラマの劇場版第2弾。個性的な検事・久利生公平が、某国大使館の関与が疑われる女性不審死の真相解明に挑んでいく。監督に「HERO」シリーズの演出を担当してきた鈴木雅之、キャストには木村をはじめ、『ルームメイト』などの北川景子、『告白』などの松たか子とシリーズを支えてきた面々が結集。久利生と対峙(たいじ)する外務省官僚役で、佐藤浩市が共演する。胸のすくような久利生の活躍に加え、外交問題も立ちはだかるスケールの大きい物語も見どころ。

HEROの基本情報

公開日

上映時間

配給

制作国

2015年7月18日 120分 東宝 日本

HEROのレビュー・評価

木村拓哉主演の高視聴率TVドラマの劇場版第2弾。2014年に放映されたTVドラマ第2期は実に13年ぶり! この劇場版も前作から8年ぶりとなる。13年も経てば東京地検の面々もガラリと変わった。小日向文世、八嶋智人、角野卓造、警備から事務官になった正名僕蔵、あるよ田中要次は続投だが、久利生の新たな事務官に、北川景子。その他の新メンバーに、杉本哲太、濱田岳、吉田羊、松重豊。こちらもこちらで豪華。変わらぬは、久利生だけ。キムタクはさすがに歳を取ったが…。さてさて今回の話は…都内で起きた交通事故死。調べ始める久利生たち。その被害女性は大阪暴力団恐喝事件の証人でもあり、口封じの為に殺されたか…?が、加害者のドライバーは突然飛び出して来た彼女を轢いてしまっただけと証言。そんな時大阪地検からやって来たのは、久利生の以前の事務官で今は検事となった雨宮だった…!松たか子もカムバック。序盤はまるで同窓会気分。和気あいあいではあるが、かつて色恋の関係もあった久利生と雨宮はギスギスした雰囲気。周りもそれを知ってて、気になりつつも気まずい…。ファンにとってはこの二人の関係こそ一番気になるのだろうが、シリーズを見てない者にとっては、正直どーでもいい。無論、こんなのが延々続きはしない。ちゃんと本題に入る。雨宮も加わって、調査再開。それにしても久利生、松たか子と北川景子の両手に花で、ありえねー!けど羨ましい限りだぜ…。事故があった場所が問題。そこは、(架空の国)ネウストリア大使館の裏であった…!知っての通り大使館は、日本国内にあっても、日本の法律が通用しない“外国”。絶対不可領域。もし立ち入ろうとすれば、国際問題にすら発展。常識ではそうだ。が、常識が通用しないのが、久利生という男。門を叩いて話を聞こうとする。要は、あなたの家の裏で交通事故が起きて、それについて何か知りませんか、みたいなもの。当然門前払い。門は堅く、国境の壁は厚い。それを久利生が勝手に乗り越えちゃったもんだから、大問題に…。大使館から大クレーム。今、日本とネウストリアは貿易交渉でピリピリモード。外務省欧州局長から目を付けられる。ゲスト出演に、佐藤浩市。相変わらず捜査の為ならお構いナシの久利生。しかし調査を続けていく内に、大使館内部の人間が事件に関わっている事が判明。久利生は事件の真相追求の為、何とか“国境”を越えようと奔走するが…。大使館に足を踏み入れた為に、命を狙われる久利生。それでも久利生は諦めない。人一人が死んだんだ。相変わらず人一人の命を“たかが”と吐き捨てる巨大権力に、久利生の正義が爆発する。普段はバラバラで個性的だが、真相追求の為には一致団結するチーム。お天気アナやネウストリア料理店で出会った初老の男、そして国境を越えるものとして、食べ物やスポーツ…それなりに伏線も張っている。今回も痛快な勧善懲悪ストーリー。もはや定番。国境を越えるもの。美味しそうなソーセージ(あの大きさで7本は食べられないけど…)や風変わりなスポーツもいいけど、ベタだけどやっぱりアレなんだよね。人と人。国境という隔たれた壁があり、法律も文化も価値観も道徳観も何もかも違う。でも、面と向かい合えば。話し合えば。交流を持てば。きっと分かる。そこに国境など無い。熱意と、人と人の心によって、遂に…。確かに心には届くメッセージだ。しかし今回も、理想的な善や正義だけを訴え、現実的な苦味の欠片も無く、やっぱりどうしても漫画的。実話で大使館の門を開け、国境を越えた話があったらそれは素晴らしいが、だって結局はキムタクの創作TVドラマの劇場版なんだもん…。劇場版2作を続けて見たが、まあ、つまらない事はない。気楽にすんなり見れる。が、全体的に軽く、例えメッセージは良くても、ズシンとまでは響かない。また時折、本筋より脱線エピソードやキャラ立ちが目立つ。本作も然り。それでもファンにとっては“HERO”なのだろうけど。

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